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CB1100RS試乗 in ホンダドリーム川崎中原店様

今回、今年最初の試乗として、川崎・中原区にあるホンダドリーム 川崎中原店様にて、CB1100RSを試乗させて戴いた。

CB1100/EX/RS(写真はRSモデル)

エンジン種類:

空冷4スト並列4気筒

DOHC16バルブ

排気量:

1,140cc

最高出力:

66kw(90ps)/7,500rpm

最大トルク:

91N・m(9.3kg-m)/5,500rpm

圧縮比:

9.5:1

使用燃料:

無鉛レギュラー

車両重量:

252kg

253kg(E パッケージ)

255kg(EX)

252kg(RS)

燃料タンク容量:

14L(CB1100/E パッケージ)

16L(EX/RS)

トランスミッション:

6速リターン

シート高:

765mm(CB1100/Eパッケージ)

780mm(EX)

785mm(RS)

メーカー希望小売価格:

\1,378,080-(RS/税込)

乗り出し価格:

\-

製品詳細:

https://www.honda.co.jp/CB1100/

今年最初の試乗となったCB1100RSは、古き良き時代の空冷レーサーと言った雰囲気を醸し出していて趣が有った。ラジアルマウントされたTOKICO製ブレーキキャリパー(リアはNISSIN製)/STDやEXモデルと比べて、若干低目に設定されたハンドルバー/前後17インチのホイール/操作性が軽いスリッパークラッチ/そして何より、見る者の目を引くSHOWA製フロントフォークとリアサスペンション。コレだけの装備を見ただけでも、走りの期待が高まって来る。

スタッフさんが始動したエンジンから奏でられるドスの効いた排気音は、点火時期をずらす事で実現されたそうである。左右2本出しマフラーから吐き出されるその音はノーマルモデルとは違った迫力が感じられ、往年の名車CB1100Rと被っている様にも見受けられた。

跨がってみると車格は大き過ぎず小さ過ぎず、ジャストフィットである。この「若干固いかも?」と感じられたバックスキンタイプのシートもお尻が痛くならない出来であり、フットステップに載せた時の膝の曲がり具合も気にならなかった。ここら辺はSTDモデルの取っ付き易さがあり、好印象を持った。

スリッパークラッチを付けられている為か、クラッチの操作感は軽く感じられ、グリップヒーターが付いていたので、今の寒い時期には打ってつけである。

クラッチを握りしめ、シフトペダルを1速に入れてスタート。心なしか、どのCB1100よりも発進トルクが力強くなっている気がする。新設計されたエアクリーナーとマフラーが付けられている為、パワーこそ90psそこそこだが、STD/EXの両モデルと比べると低回転域のトルクが効いている。それ故にパワー不足感は感じられない。

ケーキで言えば、パワーと言うスポンジ生地にトルクと言うホイップクリームを均一に塗った様なモノであり、食べ応えある一品に例えられる。このクリームがまた、甘過ぎずしつこ過ぎず、絶妙な味わいだったりする。

実際、6速2,000rpmで70km/hをマークし、トランスミッションとのマッチングは「絶品」の一語に尽きる。高速ツーリングにも向いてるモデルと見受けられるが、個人的にはその場合、16リッターの燃料タンクを20リッターに容量を上げ、ビキニカウルを付ければ言う事無しだろうか。

ハンドリングは252kgの車重を忘れる位普通であり、心なしか足回りが少し締まっている感じがした。サスペンションもブレーキも一級品が奢られているのが改めて感じられた。

まるでコシが強く、プリっとした歯応えのある稲庭うどんの様にも見受けられた。

こう言っては何だが、確かにコレ迄の試乗でホンダ製水冷ネイキッドモデルの花形であるCB1300シリーズのエンジンが、スムーズでトルクフルで素晴らしい機種である事は重々承知している。そんなCB1300シリーズには申し訳無いのだが、「このCB1100RSと言うモデルのエンジン音は、水冷ユニットの彼には真似出来ないのでは?」と思ってしまう。

そう言った意味では、彼は万能では無いだろう。

今回試乗させて戴いたモデルは、現代的な足回りとレトロな見た目をPPAP宜しく、Ahと組み合わせた雰囲気、いや雰粋を纏った一台だったと思う。

もしも貴方が、走りを重視したトラディショナルな一台をお探しなら、はたまた辛口の空冷CBを味わいたいのならば、そして何より、往年の名車CB1100F/Rの雰囲気を、ゴロゴロした感じの排気音と共に味わってみたいのであれば、是非とも試乗されてみる事をお薦めする。

遠い昔に食べた懐かしい支那そばの味わいが、コシが強くなった麺と辛味の強いコショウ、そして1,000羽の鶏ガラを炊き上げて出来たスープ等と共に現代に甦った、ピリ辛激ウマな淡麗醤油ラーメンにも似た味わいを堪能できる事だろう。

今回の試乗に当たり、快く受付して下さいましたホンダドリーム 川崎中原店スタッフの皆様、大変楽しませて戴きました事をこの場を借りて御礼申し上げます。

有り難うございましたm(_ _)m