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仁科神明宮

 新宿から松本に出たのち、大糸線に乗り換えて約一時間。

 さらに安曇沓掛駅から徒歩30分ほどで仁科神明宮に着く。

 長野県が誇る国宝建築である。

 ここのすごいのは1376年から1919年まで、20年ごとに行われた造替の際の棟札が一枚も欠かすことなく保存されている点である。伊勢神宮にならって20年ごとの式年造替がなされており、ただし、1636年の造替を最後として、その後は新築ではなく修造に留まり現在に至っている。現在の社殿は、1636年のものということになる。様式としては、おそらく1376年当初からあまり変わっていないのだろう。

 なお、1919年以降も地元の手によって式年造替がつづけられている。

 草創は10世紀頃とされ、土地の豪族の仁科氏が守ってきたが、主家の武田氏とともに滅亡してからは松本藩主がバックアップしてきたという。とはいえ、新築がなされなくなったのは、小笠原家、戸田松平家松平直政堀田正盛、水野家と松本藩当初にがんがん藩主が変わったためだろうか。

 本殿と中門が国宝。棟札は重文。

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